現在は平穏に暮らしている、天王寺動物園のメガネグマ
先日の、チンパンジー脱走事件については、以下の記事をご参照ください
⇒https://robroblog.net/300/chimpanzee/
旭山動物園
ヨーロッパフラミンゴ
2012年7月18日にヨーロッパフラミンゴ1羽が飛び立ち脱走。
脱走したフラミンゴは小樽市や、紋別市などに移動し、紋別のコムケ湖に定着。コムケ湖ではおとりのフラミンゴを使った捕獲を試みたが、おとりのフラミンゴがキツネに襲われるなどして死亡するなど、捕獲作業は難航。
フラミンゴの捜索は1年以上続けら得ましたが、2013年10月に捜索は打ち切り。
レッサーパンダ
2015年10月4日には歳のレッサーパンダのメス”ヨウヨウ”が一時脱走。
30分後に職員により無事捕獲。
釧路市動物園
クマタカ
ノースサファリサッポロ
モモイロペリカン
モモイロペリカンの”トンちゃん”が、2012年8月29日に札幌市の真駒内幼稚園で行われていた移動動物園の最中に飛び出して脱走。
約1時間半後に捕獲。
2015年8月21日にメスの”クンちゃん”が園内から脱走し、行方不明。
石狩川や鵡川の河口付近で発見されたものの、捕獲できず。
秋田八幡平クマ牧場
ヒグマ
2012年4月20日に飼育していたヒグマ6頭が運動場から脱走。
女性飼育員2名がヒグマ襲われ死亡。
脱走した6頭のヒグマは射殺。
大森山動物園
アライグマ
2013年3月7日に2歳の雄のアライグマ1頭が脱走。
捕獲できず。
ライオン
千秋公園内の秋田市立児童動物園(大森山動物園の前身)にて、1970年10月19日に雄のライオン1頭が脱走。
麻酔銃ではなく、猟友会によるライフル銃によって射殺。
八木山動物公園
チンパンジー
2016年4月14日にオスのチンパンジー1頭が脱走。
脱走したチンパンジー、”チャチャ”は住宅街の渡り電柱などに登るなどして逃走。
約2時間後に捕獲。
参考:共同通信
ライオン
2002年3月にメスのライオン、”オニール”が脱走。
休園中のため、大きな被害なし。
無事捕獲し、2018年まで八木山で暮らす。
恩賜上野動物園
クロヒョウ
1936年7月25日に、飼育されていたクロヒョウのメス1頭が脱走。
近隣のマンホール下の暗渠に隠れていたところを発見。
脱走発覚から約12時間半後に捕獲。
経過し、クロヒョウも人間共に被害ない。
この「上野動物園クロヒョウ脱走事件」は、「阿部定事件」、「二・二六事件」と並んで「昭和11年の三大事件」とも言われた。
また、第二次世界大戦中に実施された上野動物園での戦時猛獣処分はこの事件の影響があったといわれている。
シカ
1936年7月30日、つまり「上野動物園クロヒョウ脱走事件」の5日後にシカが脱走。
上野公園内を走り抜けた後、群衆により捕獲。
交番に運ばれた後、動物園職員が引き取り上野警察署へ運搬する途中に、心臓麻痺で死亡。
アジアゾウ
1967年3月14日、メスのアジアゾウ(インドゾウ)、”インディラ”が脱走。
入園者の観覧通路に出てしまうが、職員の対応に応じず。
病気で休職中だったベテラン飼育員が急遽かけつけ、無事収容。
ベテラン飼育員はこの8日後に病死。
インディラは1983年まで上野動物園で暮らす。
1977年には”ジャンボ”が脱走。
当日は雨で、プールの水位が上昇したころを浮力を効かして脱走。
※2000年6月28日に永眠した”ジャンボ”と同じと思われる(未確認)。
東山動植物園
カンガルー、ワラビー
2016年11月5日にカンガルー舎からカンガルーとワラビーがそれぞれ1頭ずつ管理用通路に逃げ出す。
逃げた2頭は雄のアカカンガルー”ハク”と、雄のベネットアカクビワラビー”サンナン”。約8分後に職員らによって捕獲。
ニホンザル
2012年1月15日にサル舎からオスのニホンザル”ムコドノ”が脱走。7日後の1月21日に約10km離れた住宅街で捕獲。
参考:脱走サル「ムコドノ」捕獲 警察出動し「大捕物」(12/10/22)(ANNnewsCH)
2009年10月13日にメスのサル”カッパ”が逃走。5日後の18日に仕掛けられたオリで捕獲。
参考:逃亡していた東山動物園のサル 5日ぶりに捕獲(09/10/18)(ANNnewsCH)
マレーグマ
2015年5月5日にクマ舎の高さ5m程の壁にマレーグマがよじ登り、脱走を試みる事が有りましたが、飼育員がデッキブラシなどで威嚇しクマ舎の運動場へと誘導しました。
マーチン君です。
参考:東山動植物園 マレーグマ 2015.05.05(KawausoBeginner)
ニシキヘビ
2017年1月1日にカーペットニシキヘビが逃げ出して行方不明。以後、捜索が続けられるも見つからず。2017年7月26日に同園自然動物館内のバックヤードの飼育スペースに戻ってきているところを飼育員が発見。
この蛇は逃亡時に体長が約50cm、そして発見時には倍以上の113cmまで成長していたとのこと。
参考:動物園で脱走のニシキヘビ半年ぶりに発見(CBCニュース【CBCテレビ公式】)
鯖江市西山動物園
ボリビアリスザル
2016年6月23日に3頭が脱走。
逃げたサルはのうち2匹は餌などで直ぐにおびき出されて約1時間後に戻る。もう1匹は動物園外の山林に逃げ出すが、約4時間後に自ら動物園の調理室に戻ってきたところを捕獲。
掃除などに使う管理扉から3頭が外部に脱出。施錠忘れが原因とのこと。
レッサーパンダ
2016年3月18日にはレッサーパンダの”ティアラ”が脱走。
3月16日に王子動物園から西山動物園へ移動してわずか2日後に発生。午後3時頃、新築の「レッサーパンダのいえ」屋外運動場にあった水道栓を足場に約1.5メートルの塀を乗り越え園外へ脱走。 約3時間後に動物園の北にある山で木に登っていたところを捕獲。
2008年4月22日にはティアラの母親である”ミンファ”がフェンスを乗り越えて脱走し、行方不明。市職員や警察官約150名を動員しての捜索も、当日には発見されず。
翌日、動物園から1キロ以上離れた民家の近くの道路の側溝内で発見。吹き矢で麻酔を打たれ捕獲。
ミンファは王子の件もあることから、”脱走の女王”という異名を持つほどの有名レッサーパンダとなる。
参考:第367回鯖江市議会定例会での提案理由説明(平成20年5月30日表明)
https://www.city.sabae.fukui.jp/about_city/shichonoheya/shoshinhyomei/heisei20nendo/teian-367.html
参考:ミンファの冒険
http://shinshin.cocolog-nifty.com/redpanda/2012/08/post-3476.html
天王寺動物園
チンパンジー
2023年10月17日にメスのチンパンジー”レモン”(19歳)が仮チンパンジー舎から逸走。
この当日、ワタシは現地にいましたので、詳細は別記事をご参照ください。
⇒https://robroblog.net/300/chimpanzee/
ワライカワセミ
2019年11月3日には2歳のワライカワセミのアキーゴが行方不明に。
アキーゴはイベント展示のため園から出し、脚と止まり木をロープで繋いだ状態で止まり木に乗せていましたが、ロープの金具が破損しており園の職員が準備で目を離した間に飛び立ってしまったものと見られています。
鶴見緑地付近のマンションで発見される。鶴見緑地に飛んできたところを飼育員により捕獲。
アキーゴは2017年4月12日、天王寺動物園で生まれ、2020年10月12日、同園で亡くなる。
参考:スポーツ報知
トラブル続きの天王寺動物園から脱走したカワセミ捕獲…鶴見緑地で発見
https://hochi.news/articles/20191104-OHT1T50221.html?page=1
参考:産経新聞
ワライカワセミ大脱走 保護の決め手は笑い声
https://www.sankei.com/article/20191109-5DPLFTRU3VLLVLFDSTC3GIPGII/
カリフォリニアアシカ
2019年9月27日にはカリフォルニアアシカの赤ちゃんキュッキュ(雌、3カ月)が飼育していたアシカ池から行方不明に。
前日の26日夕方にアシカ池の排水を行い、その後の水補充の際に排水溝カバーが外れている事から、下水施設を中心に捜索開始。
10月1日に園内の下水管で見つかり、無事保護。
キュッキュは2021年12月20日に高知県立のいち動物公園へブリーディングローンでお引越しするも、2022年8月28日に急死。
ケープハイラックス
2014年9月12日にケープハイラックス1匹が一時行方不明。
行方不明になったケープハイラックスは、檻の天井部分の隙間から逃げたものとみて捜索が行われたが、午後6時過ぎに檻に戻っているところを飼育員が発見。
参考:産経新聞
逃走相次ぐ天王寺動物園 5年前にもアノ動物が…
https://www.sankei.com/article/20191203-M6C7KL3GLFLDLABA7XHF4VMM4I/
ブタオザル
2008年5月1日、雄のブタオザル”マサアキ”が園内へ逃走。約15分後、サル舎から約80メートル離れたユーカリの林に入ろうとしたところを飼育員が発見。
飼育員が素手で捕獲。オリの施錠忘れと考えられている。
メガネグマ
1993年10月22日午前11時頃に3歳の雄のメガネグマが脱走
麻酔銃を用い、約30分後に捕獲
現在も飼育されているオスの”ダイスケ”だったという情報アリ。
前天王寺動物園園長の投稿もあることから、信ぴょう性は高い。
歴史研究家として知見を提供。
30年前、メガネグマ・ダイスケさんの若い頃の武勇伝。今の獣舎から脱走して園内で麻酔銃で仕留めた例です。クマも能力が高いので隙を見せると逃げられるリスクがあります。このときは施設改修をしてその後は脱走されていません。 pic.twitter.com/CoXGU80MUd— 牧慎一郎(前天王寺動物園長、今の仕事は公園関係) (@lggUNcIr05itpGP) October 17, 2023
ヒョウ
1975年7月7日にヒョウが脱走。
飼育員3名が負傷。
麻酔銃で捕獲。
こちらも前天王寺動物園園長の投稿。
古い例ですが昭和50年7月に天王寺動物園内でヒョウが逃げた事件がありました。このときは飼育員が3名負傷しています。脱走したヒョウは園内で麻酔銃で仕留めて捕獲。原因は扉の閉鎖の確認不足。この事件が天王寺動物園で猛獣脱走対策訓練を始めたきっかけとなりました。 pic.twitter.com/taYJJuqsH6
— 牧慎一郎(前天王寺動物園長、今の仕事は公園関係) (@lggUNcIr05itpGP) October 17, 2023
神戸市立王子動物園
アジアゾウ
1951年3月21日、諏訪山動物園(王子動物園の前身)から引っ越しの際、市電や自動車の警笛に驚き、「摩耶子」と「諏訪子」が大暴れ。2万人の見物客は大混乱。
場所は神戸市電布引停留所付近(現在の新神戸駅付近)
諏訪山動物園から王子動物園までは約4km。ゾウはあまりにも大きいため、トラックに載せる等ができないため、歩いて行進することになったという、今ではちょっと考えられない光景が見られた模様。
1956年8月27日、摩耶子永眠。
2008年4月10日、諏訪子永眠。
1961年7月4日に飼育されていたインド象の太郎が、飼育舎の柵を壊して脱走。
太郎は1957年12月26日、岡山県の池田動物園から来園。
諏訪子より5歳年下のながら、夫婦仲はよかったとのこと。
1994年1月23日、同園で永眠。
参考:王子動物園スタッフブログ
http://www.kobe-ojizoo.jp/blog/category/%E3%81%88%E3%82%93%E3%81%A1%E3%82%87%E3%81%86%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%BD/page/7/
レッサーパンダ
”脱走”ではないものの、一歩間違えれば脱走に繋がりかねない事案。
2014年(おそらく3月)、西山動物園からブリーディングローンで来園したメス、”ミンファ”が公開初日に展示エリア内の仕切り板を乗り越え、となりの”ガイア”の部屋へ侵入。
「ミンファ返し」の異名をとることになる改善策を園側は強いられることに…
参考:王子動物園スタッフブログ
http://www.kobe-ojizoo.jp/blog/5897/
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